イタリアの医療事情!
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タクシーの中で盗み撮り。
個人のプライバシー権、肖像権を侵害してしまったmayumiです~
お兄ちゃん、気がついたような気がつかなかったような~

かかりつけの婦人科に行ってきました~
車だと10分の距離ですが、もし、公共機関を使ったら最低3つ乗り換えで1時間半はかかったと思います。
これがローマの交通事情の現状です。





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アポイントの時間には30分早く着いてしまったので、
近くのヴェスコビオ広場でお茶することにしました。
貧血のため、歩くこと、立ったままでいることを固く禁じられています(By 過保護な夫)。






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アイスティーを頼んだら、ピツェッタ(ピッツァの小さいやつ)とミニミニスプリ(お米のコロッケ)とオリーベ・アスコラーネ(オリーブの実の中にひき肉を詰めて揚げたもの)も持ってきてくれました~
しかも熱々!
これで、2,50ユーロ!
住宅街のBAR(バール)って安いわ~、ホント!






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普通の建物の一アパートがStudio(ストゥーディオ:プライベートの診療室)です。
日本で言うところのビルクリニックのようなもの。
保険はきかない自由診療です。






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待合室。
看護婦さんを置いているところはありません。
電話応対やアポイントを取るセクレタリーはいますけど。



あのですね~
日本にお住まいの皆さんは、文句ばっかり言っているようですが、
日本の医療制度は世界一ですよ!

だって、安い保険料(イタリアに比べれば)でどこの病院や開業医に行っても少ない負担で済むじゃないですか!
私、これまで、日本で全額自己負担で何度も医者にかかったり、検査もしたことがありますが、それでさえ、イタリアに比べると、驚くほど安い!
歯医者さんでさえ、日本の全額自己負担料はイタリアよりはるかに安い!

イタリアと言っても、地域差もあるでしょうし、地方都市に行くと比較的公的病院が機能していると言う話ですので、一概には言えないでしょうから、私のお話はあくまでも大都市ローマのことだと思ってください。

イタリアにももちろん健康保険があって、私たちも毎年高い保険料を払っています。
でも、ほとんど使ったことがありません。
日本でも話題のホームドクター制度。
もちろん、ありますよ~
無料ですよ~
でも、当然ですが、ビルクリニック形式で看護婦さんもいませんし、検査器具もないし、注射さえしません。
何よりも、営業時間が~
月曜から金曜までの週5日。
午前中の4時間、もしくは午後の4時間だけしか開いていないのです。
これは、一日のうち、午前と午後の営業という意味ではありません。
午前中開けたら午後はお休み、午前中お休みなら午後開けるという形です。
時間外診療はいっさいありません。

日本とはシステムが全く違うのです!

もちろん、公立の総合病院や外来専門病院での検査、入院、手術は、わずかな負担でほぼ無料です。
医薬分業なので、薬は全て薬局で買いますが、公的医師の処方箋があればわずかな負担で済みます。

これだけ聞くと、「わぁ、医療費がほぼ無料!」と羨ましく思うかもしれませんね。
とんでもない!
公立の病院は予約がいっぱいで、診察や検査でさえ、最低3ヶ月待ち。
入院、手術となると半年から1年待ちなんてことは当たり前なのです。
そして、施設が・・
あまりにもひどい・・

公立病院の医師は、優秀であればあるほど、勤務時間外の午後に完全予約制で開業(ビルクリニック)しており、そちらの患者のために私立病院と提携しているのです。
プライベート・クリニック!
これはもう、公立病院とは比較にならないくらいの設備とサービスで、まるでホテルかと思うくらいです。
ただし、自由診療なので、とんでもない高額なものとなります。

私の出産。
帝王切開ではありましたが、1週間の出産入院費だけで約200万円かかりました。
これ、20年前の話ですよ~
もちろん、プライベートクリニックにも色々あるので、もっと安いところや、一部保険が使えるところがありますが、私の先生の提携するクリニックはローマで一番高級なところだったんです。
いや、私は決してそんな高級なところへ入る身分ではなかったのですが、夫が、健康だけにはお金をけちってはいけないという考え方を持っている人なもので・・


もちろん、公立病院を使ってほぼ無料で出産した友人もいますが、野戦病院のようだったそうです。
部屋が全く空いてなくて廊下にベッドを並べていたって・・(汗)
しかもその廊下のベッドには何十人も妊婦さんがいたそうで、痛みをこらえることのできないイタリア女性(日本人のように我慢強くないんです)が泣きわめいて大変だったそうで・・
なんでも、大抵のイタリア人妊婦さんが叫ぶ言葉は、「Uccidi mi!」(私を殺して~~!)だったそうです。
ほとんど叫ばない日本人の妊婦さんは「我慢強い!」と褒められるそうですよ。
陣痛は廊下で。
生まれる寸前に分娩室にやっと入れたそうです・・
こういう経験も、時により個人差があるかもしれませんけどね。


バカンス前の7月に私が謎の腹痛に襲われたことを覚えていらっしゃるでしょうか?
あの時だって、紹介された大学病院の医者にアポイントを取る電話をしたら、「今からだったら9月下旬の3ヶ月後になります」←保険内診療
あの~、私は今、お腹が痛いんですけど~
「では、自由診療にされますか?それなら3日後に予約できます」←これだって遅い!
(今では公立の大学病院でも自由診療ができるのです)

それで、結局、公立の大学病院に自由診療でかかったわけですが、
当然、その頃はお腹の痛みも収まっていて、全く行った意味がなかったのです。
これで、いくら取られたと思いますか?
診察時間、10分。
結論は、「たまたまの腹痛だったんでしょう」
これで、270ユーロ(約3万円)取られたのです!
プンプン!
ばかばかしいったらありゃしない!


とにかく、緊急の場合は、救急病院に行くしかないです。
それ以外に道はありません。
ちなみに、救急なら、外国人旅行者でもパスポートを持っていれば診療してもらえます。
以前は無料でしたが、結局、行き場のない患者さんの皆が皆、救急に駆け込むため、お金を取ることに決めたそうです。
と言っても、大した額ではなく、確か10ユーロ程度の一律料金だったように思います。

ただし!
ローマで機能している公立の病院もあります。
子ども限定ですけど。
バンビーノ・ジェスー病院!
ヴァチカンのカトリック医科大学付属のこども病院です!
ここだけはきちんと機能しています。
新生児の心臓移植も難なくやってしまう所です。

普通の公立病院よりは、ヴァチカンの公立病院のほうがマシのようです。
時と場合によっては野戦病院化することもあるようですが・・

そして、公立病院も、コネさえあれば何とかなる・・
というのが実情です。
息子は小学校の頃、病気ではなかったのですが、ちょっとした手術をしたことがあるのです。
この時はコネを使いました。
夫の親しい友人が、その専門病院の医者だったからです。
診察も検査も手術も全て特別ルートで、通常半年かかるところを即日やってくれました。
しかも、公立病院だったので、全て無料でした。
個室でした。
私たちにはありがたかったけど、なんだかなぁ・・と思います。


だけど、一つだけ褒めます!
イタリアの医者、検査技師のレベルはかなり高いです!
全ての専門が、細かく分かれているため、専門技術をかなり磨いているからです。
特に、マンモグラフィやエコ、レントゲンに関して言えば、日本は、まだまだ優秀な技術を持った検査技師が少ないように思えました。
一度、全額負担でも日本の方が安いから日本で検査したことがあったのです。
その時の経験からです。


さて、私は検査をして、その結果によっては、一日入院の簡単な手術をするかもしれません。
お金もないのにどうしよう~~!




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by mayumi-roma | 2011-09-22 06:23 | ひとりごと、考えること

ローマ在住32年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・
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