プチ・パレ(パリ市立美術館)♪

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プチ・パレ(プティ・パレ:パリ市立美術館)

シャンゼリゼ大通りからアレクサンドル3世橋の途中にある壮大で優美な建物です。
1900年、パリ万博の会場として建てられたグラン・パレとプチ・パレ。
道路を挟んでグラン・パレと向かい合って建っていますが、名前は「プチ」でも、グラン・パレにひけをとらない堂々とした外観です。
グラン・パレは大きな催しの時のみのオープンですが、プチ・パレは、パリ市立美術館として、19世紀の美術工芸品を中心に展示しています。







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プチ・パレのホール♪
天井が高くてガラス張り。
自然の光を最大限に取り入れる設計になっています。
館内全体が1900年代のエスプリに包まれた優雅な宮殿そのものです。
天井画や流麗なレリーフなどは目を見張る美しさ♪

パリの嬉しいところは、市立美術館は入場無料というところです。
中に入ると簡単な荷物検査があって、それを超えるとホールですので、奥の受付カウンターで入場チケットをもらいます。
お金はかかりませんが、このチケットが無いと展示スペースに入れないので必ず受け取ってください。

そして、市立美術館に限らず、パリの美術館はどこもそうですが、チケットさえ持っていれば、自由に外に出てランチを食べて、再び中に戻ることが可能なんです。
なんとも粋な計らいです。







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入ってすぐの展示場には、アールヌーボーの工芸品とサラ・ベルナールの肖像画があります。
写真は、その肖像画とエミール・ガレの初期の作品です。
和の感じがするでしょう?







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天窓から光を取り入れた明るく優しい空間♪
ゆったりとしたスペースには優美な彫刻が飾られています。
写真右下は、モネの「ラヴァクールの日没」






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ルイ、15、16世様式の家具や調度品を展示したお部屋♪

この美術館には、モネ「ラヴァクールの日没」、セザンヌ「三人の浴女」、マネ「デュレの 肖像」 、その他、ゴーギャン、シスレー、コロー、クールベ、ロダン、ピサロ、ロートレックの作品があります。

美術館の内部は、クリーム色や淡い色で統一されていて、床は、モザイクタイル。
天井は緻密なレリーフと天井画で装飾されて、とても上品で優美な空間になっています。







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プチパレ美術館の中庭とカフェ♪

見学に疲れたら、一休み♪
中庭を眺めながらランチやお茶が楽しめます。
カフェは隣接する室内にもありますが、お天気がよければこちらのほうがお薦め♪

回廊の天井!
アールヌーボの装飾が素晴らしい!


こちらのカフェも素敵なんですが、
私たちは、向かい側のグランパレにあるミニパレまでお食事に行きました♪
だって~
パリの三ツ星レストランのシェフ監修のレストランがお得なお値段で楽しめるんです。
行くしかないでしょう?

Petit Palais
Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
プチ・パレ(パリ市立美術館)
Avenue Winston Churchill 75008 Paris
メトロ(地下鉄):シャンゼリゼ・クレメンソー駅そば

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by mayumi-roma | 2011-08-25 01:18 | 大好きなパリ♪

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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