ボルゲーゼ美術館♪

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ローマ市民の憩いの場所「ボルゲーゼ公園」
その昔は、数々のローマ法王を輩出した名門ボルゲーゼ家の別邸のお庭でした。
後ろに見えるのは、鳥小屋。
現在ではもちろん鳥なんて飼っていません!
ローマ市所有ですから~






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ここが別邸のお屋敷だった建物♪
現在は、ボルゲーゼ美術館として、至宝の名作を展示しています。

私の敬愛するバロックの巨匠、ベルニーニの彫刻作品群に始まり、カノーヴァの「勝利の女神」、絵画は、カラヴァッジョの作品が多数に、ラファエッロ、ティツィアーノ、コレッジョ・・、素晴らしいコレクションです。







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カラヴァッジョの作品の一部。
全部で6点あります。

好みって変わるものですね~
若い頃は、カラヴァッジョに強く惹かれていた私ですが、年齢を重ねるうちに、単純に美しくて綺麗な作品のほうが好ましく感じるようになりました。







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            「一角獣を抱く貴婦人」(1506)ラッファエッロ作 
            ローマ、ボルゲーゼ美術館収蔵

この絵を見ていると、私の心は、16世紀初頭のイタリアにタイムスリップしてしまいそうになります。
単なる肖像画なのに・・
何故か、この絵の世界に引きずり込まれてしまいそうになるのです。
私、もしかしたら、この人の生まれ変わりかもしれない・・なんて思ったりもします。
(似ても似つきませんけどね、笑)
ラファエロ・マジックでしょうか・・
とても心惹かれる作品です。

一角獣は、当時の社会では「純潔」のシンボルで、それゆえ、この女性の処女性を表したものだと思われますが、モデルが誰であったかは謎のままです。
ただ、衣装から推測するに、身分はそれほど高くなかったと言われています。
余談ですが、この時代には、一角獣は実在する動物だと信じられていたそうです。

お洋服の素材がベルベットだったようで、その質感が絵から伝わってくるというのは凄いことだと思います。
さすがラファエロだわ~♪
昔の絵を見るのは興味深いですね。
当時の流行りの髪型、アクセサリー、ファッションを知ることが出来ます!







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「アポロとダフネ」(1622-1625)ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作
           ローマ、ボルゲーゼ美術館収蔵

そして、こちらが私が世界で最も美しいと思う彫刻です。
メタモルフォシス(何かが他の何かに変わること)を、これほど美しく哀しく詩的に表現した彫刻は他にないと断言できます。
恋焦がれるアポロが逃げるダフネを追い詰めて、まさにその手で触れた瞬間に、月桂樹に変わり始めるダフネ、その一瞬を表現したものです。

これについては、過去に解説を書いていますので、興味のある方は、こちらからどうぞ♪
「アポロとダフネ」の過去記事はこちらから♪←ここをクリックすると飛べます♪







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「勝利の女神」(1808年)カノーヴァ作

ネオクラッシックの代表的な作品ですが、
イタリアでは別名で呼ばれることの方が多いです。
「パオリーナ・ボルゲーゼ・ボナパルテ」
そうです!
名前からお分かりように、ナポレオンの妹なのです。
ナポレオンは、若くして未亡人となった美しい妹を、政略結婚のため、ローマのボルゲーゼ家にお嫁にやったのです。ただし、妹は兄を敬愛してやまなかったそうなので特に嫌がることはなかったようです。

彼女は、世間の常識に囚われることのない自由奔放な女性だったため、いつも人々の噂の的、物議を醸し出していたそうです。
たとえば、この彫刻のモデルになるため、ヌードになったことは、当時の上流社会では有り得ないことで、一大スキャンダルを呼び起こしたそうです。

美しい女性だったそうですが、彫刻で見る限り男性的な顔立ちだと思いました。
私の個人的な意見ですが、彼女が最も魅力的に見えるのは後ろから見た時。
美しい背中と左側からほんの少し覗く横顔が最高です!

この彫刻、小学校だか中学校だったか忘れたけれど、美術の教科書に載っていたことを覚えています。ですので、ローマで初めて実物を見た時には、ものすごい感動を覚えたものですが、ベルニーニと出会って以来、その感動も薄くなってしまいました・・

パオリーナの像そのものより、台座のベッドのほうにビックリです。
フカフカで指で触ったら今にも沈みそうな柔らかな感じがよく出ていて、とても大理石とは思えませんね。







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ミュージアム・ショップにこんなのが売ってました~♪
ラファエロの絵「一角獣を抱く貴婦人」がつけていたネックレス~~
欲しいなぁ・・
でも、ちょっとチャチに見えるかな?



Galleria Borghese(ボルゲーゼ美術館)
Piazzale del Museo Borghese 5
00197 Roma

予約専用電話 06-32810
www.ticketeria.it

休館日:毎週月曜日、1月1日、12月25日
開館時間:09:30~19:00



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by mayumi-roma | 2011-07-31 07:21 | ローマの美術散歩

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


by mayumi-roma