レクイエム・ラクリモーサ(涙の日)



7月11日
4回目の「涙の日」です。
犠牲になった方々のご冥福を祈るとともに、気持ちはいつも被災者のそばに・・
そんな思いで、モーツァルトのレクイエムからラクリモーサ(涙の日)を聞きました。



あの日から4ヶ月が過ぎました。
極寒の中で苦しんでいた方々は、猛暑の中でまだ苦しんでいます。
時だけが無駄に流れていく・・



今の政治状況は、本当に理解するのが難しい状況です。
あの、おバカな元復興大臣ではないけれど、
私は、民主党も自民党も公明党もその他のミニ政党もぜ~んぶ嫌いです!
みんながみな、復興の足を引っ張っています。

閣僚数の問題があるのでしょうけど、いっそ、被災した各県ごとに復興省の担当大臣を置いてはどうでしょうか?

早く、震災復興に不可欠な法案を通してください!
菅氏を追い払うためではなく、被災地のために!

私は、別に菅氏の支持者ではありませんが、
最近は、どうにも彼がスケープゴートになりつつあるような気がしてならないのです。
被災地支援ができないのは首相のせい。
原発問題が解決しないのも首相のせい。

支持率が大幅に低下したのは知っています。
国民が信頼していないのも知っています。
確かにカリスマ性はありません。

だけど、1000年に1度の大惨事を前に誰がミラクルを引き起こせたというのでしょうか!?
どうして政党を超えて、皆が一丸になって協力できなかったのでしょうか!?
「首相が頼りないから俺がサポートするよ」と何故言えなかったのでしょうか!?
好き嫌いなんて言ってる場合じゃない!
こんな非常事態に!
野党はともかく、同じ党内の議員がその党首に対してここまで協力しないことに、私は、何か黒いものを感じるのです。

利権、利権、利権ですか・・
政治家は皆、原発を抱える地方自治体のトップも含めて、原発をなるだけ早く動かしたいというのが本音なのでしょうね。

でも、もう国民は黙っていませんよ~




そして、福島県・・
福島県民の苦しみは十分分かっているつもりです。
それでも、あえて言います。
常識で考えて、計画的避難地域の牛肉が汚染されていないわけがない!
そんなことは、出荷した方も県関係者にも分かっていたはずです。
いつのまにか出荷されて、一部は既に市場に出てしまったなんて、有り得ない話です!
そのお肉を食べた方々は内部被爆してしまったのですよ!
こんなことがあったら、悪いけれど、消費者は2度と福島産のお肉は買いません。
福島県内に住む子どもを持つ母親ですら、子どもの内部被爆を心配して、福島産の農産物を買わないのですよ。
悲しいけれど、それが現実なのです。
これは、風評被害ではありません。

少なくとも、日本の未来を担う子どもたちだけは、何としてでも守らなければならない!
それが、我々、大人の最低限の義務です。

辛いでしょうけど、数年は我慢して頂きたい。
もちろん国に補償を受けなければいけないことだと思います。

2010年に宮崎県で発生した牛、豚、水牛の口蹄疫の時のことを覚えていますか?
あの時、宮崎県の畜産農家は、涙をのんで28万8643頭を殺処分したのです。
狂牛病の時も、国が補償して、輸入肉の在庫は全て処分させましたよね。
今回、農林水産省が何故動かないのか、私には不思議でたまりません。


とかく感情論に走りがちな日本人ですが、きちんと対処すべきことは対処しないといけないのです。
今日は、ちょっと興奮してしまいましたね、わたくし!




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by mayumi-roma | 2011-07-12 06:51 | ひとりごと、考えること

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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