イタリア人のやることと言ったら!

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「Buon Giorno!」(ブオン・ジョルノ!)←おはようという意味です。
朝起きて、バルコニーの窓を開けると、目の前に元気のいいお兄さんが!

今日は、街路樹の剪定の日なのでした。
我が家のアパートの一部は中庭に面し、残りは、外の街路樹のある道路に面しています。

本来なら1年おきに剪定しなければいけないものを、ローマ市はここ7,8年ほど全く剪定してくれませんでした。
おかげで春になると窓から枝が入ってくる勢いになっていたので、毎年この時期になると、私が勝手にはさみでチョキチョキしていたのですが・・
とにかく葉も生い茂っていたので、窓を開けると小さな虫も入ってくるし(虫が大嫌いなんです)、ずっと剪定してほしいと思っていたのです。

この道にあった樹木は、もともとはアカシアだったのですが、アカシアは落葉樹で、その葉が小さいため、冬になると枯葉のお掃除(市の清掃員がします)が大変だという理由で、突然切り倒されて、代わりに植えられたのが、現在のリグーストロ(辞書で調べたら、日本語でイボタノキと言うそうですが)です。

リグーストロは常葉樹で、夏に小さな白い花をつけます。
そして、その花粉が飛び交って道路を汚します。
さらに秋になると黒い実をつけるので、それを食べにハトは来るし、下に落ちた実がつぶれて汚いし、またまた清掃員の方は大変です。

とにかく、1年おきにきちんと剪定さえしておけば、花も実もそこそこの量に抑えられたはずだと思うのですが・・





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あの~
これが木の剪定と言えるのでしょうか~~
ばさばさ、電動のこぎりで切っているだけなんですけど~
幹しか残っていないんですけど~
葉っぱどころか枝さえも、何一つ残っていないんですけど~

あと1か月もすれば、暑い夏がやってくるんですけど~
葉っぱがなかったら、このあたりには木陰もなくなり、
路上に止めた車もアパートも、オーブンの中のような状態になるんですけど~

イタリア人がこういう剪定をすることは、ただ簡単だからという理由なのでしょうが、
だったら、冬の終わりの2月下旬に行うべきだったのではありませんか~!?
いくらなんでも、これからじゃ葉っぱはつかないですよね~





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朝から夕方まで、まるで子どもが遊ぶようにワイワイ剪定ごっこ的な遊びをしていた彼ら・・
おかげで、ウチの前の道路、
ものの見事に、丸裸になってしまいました~(汗)

これってどうなんですか!

切れと言われたから切った。
賃金さえもらえば関係ない。
・・・ってことですか~!!

本当に、イタリア人のやることって、おバカすぎる!





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by mayumi-roma | 2011-05-16 23:26 | ローマの日常

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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