希望を手に入れた私たち♪

村上龍さん、素敵です~
どうして日本の新聞にも発表してくれないのですか?

3月18日付けの「New York Times」に作家の村上龍氏が寄稿しました。
あまりにも感動したので、ご紹介します。

以下、その抜粋です。
(新聞を一部転載することは著作権に触れるかもしれません。ごめんなさい。どうしても紹介したかったのです。何日かたったら削除しようと思います)




「Amid Shortages, a Surplus of Hope」
「 危機的状況の中の希望」
 村上龍

I  set out from my home in the port city of Yokohama early in the afternoon last Friday, and shortly before 3 p.m. I checked into my hotel in the Shinjuku neighborhood of Tokyo. I usually spend three or four days a week there to write, gather material and take care of other business.

先週の金曜、港町・横浜にある我が家を出て、午後3時前、いつも行く新宿のホテルにチェックインした。普段から私はここに週3~4日滞在し執筆活動やその他の仕事をしている。


The earthquake hit just as I entered my room. Thinking I might end up trapped beneath rubble, I grabbed a container of water, a carton of cookies and a bottle of brandy and dived beneath the sturdily built writing desk. Now that I think about it, I don’t suppose there would have been time to savor a last taste of brandy if the 30-story hotel had fallen down around me. But taking even this much of a countermeasure kept sheer panic at bay.

部屋に入ってすぐに地震が起きた。瓦礫の下敷きになると判断し、とっさに水とクッキー、ブランデーのボトルをつかんで頑丈な机の下にもぐりこんだ。今にして思えば、高層30階建てのビルの下敷きになったらブランデーを楽しむどころではないのだが。だが、この行動によってパニックに陥らずにすんだ。





寄稿文はこのようにして、あの大地震が始まった時の自分のシチュエーションから始まります。
そして、その後のホテルの「このホテルは最強度の耐震構造で建設されており、建物が損傷することはありません。ホテルを出ないでください」という館内放送を聞いて、少しだけ疑う気持ちもあったけど、自分より状況に通じている人々や機関からの情報を信頼すべきという、自分自身の地震へのスタンスを決めたそうです。





The Japanese are often said to abide faithfully by the rules of the “group” and to be adept at forming cooperative systems in the face of great adversity. That would be hard to deny today. Valiant rescue and relief efforts continue nonstop, and no looting has been reported.

日本人は元来“集団”のルールを信頼し、逆境においては、速やかに協力体制を組織することに優れているといわれてきた。それがいま証明されている。勇猛果敢な復興および救助活動は休みなく続けられ、略奪も起きていない。





続いて、食品やガソリンを買いだめすることは、集団の目が届かないところでの自己中心主義だと言い切っています。
そして、現時点での最大の不安は福島の原発で、様々な情報が飛びかって、そのどれもが違っていて混乱しているけど、村上氏は専門家の発表を信じるそうです。





My parents are in western Japan, in Kyushu, but I don’t plan to flee there. I want to remain here, side by side with my family and friends and all the victims of the disaster. I want to somehow lend them courage, just as they are lending courage to me.

私の両親は東京より西にある九州にいるが、私はそこに避難するつもりはない。家族や友人、被災した人々とここに残りたい。残って、彼らを勇気づけたい。彼らが私に勇気をくれているように。




Ten years ago I wrote a novel in which a middle-school student, delivering a speech before Parliament, says: “This country has everything. You can find whatever you want here. The only thing you can’t find is hope.”

私が10年前に書いた小説には、中学生が国会でスピーチする場面がある。「この国には全てある。欲しいものは全て手に入る。ここにないのは、希望だけだ」と。



One might say the opposite today: evacuation centers are facing serious shortages of food, water and medicine; there are shortages of goods and power in the Tokyo area as well. Our way of life is threatened, and the government and utility companies have not responded adequately.

今は逆のことが起きている。避難所では食料、水、薬品不足が深刻化している。東京も物や電力が不足している。生活そのものが脅かされており、政府や電力会社は対応が遅れている。




But for all we’ve lost, hope is in fact one thing we Japanese have regained. The great earthquake and tsunami have robbed us of many lives and resources. But we who were so intoxicated with our own prosperity have once again planted the seed of hope. So I choose to believe.

だが、全てを失った日本が得たものは、希望だ。大地震と津波は、私たちの仲間と資源を根こそぎ奪っていった。だが、富に心を奪われていた我々の中に希望の種を植え付けた。だから私は信じていく。


村上龍ニューヨークタイムズ寄稿文←ココをクリックすると英文が全部読めます。

日本語版はこちらです←ここをクリック♪



どうでしょうか!?
私は、この文を読んで、目の前がすーっと明るくなるような気がしました。

不安や恐怖の心は、負のエネルギーを充満させると思うのです。
希望を手に入れた私たち!
ポジティブな正のエネルギーでいっぱいにして、嫌なことは吹き飛ばしてしまいましょう♪



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by mayumi-roma | 2011-03-19 04:13 | ひとりごと、考えること

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


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