美味しい紅茶の淹れ方♪

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12月に調子に乗って買いまくったお一人様用のティーポットカップ(私の造語です)♪
全部で6つ買いまして、そのうち3つは色々な方にプレゼントして、
あと3つ残っております。
はい、全部、自分用です。
メーカーも図柄も違っていたので、どうしてもこの3つは全部欲しかったんです。

ですが・・
皆様(私自身も)の予想通り、お蔵入りしておりました~
「断捨離」を決意してすぐのお買い物だったんですが、見事にいらないものに成り下がっておりました(苦笑)
まぁ、これらのものは、持っているだけで幸せなものの部類に入るので、使わなくても、
私的にはちゃんと意味があるのですけどね。






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この中で一番好きなのは、右奥の小さな薔薇の模様かなぁ。
色合いも柄も、まさに私好みです~
これだけは、ちゃんと使おうっと!


というわけで、本日は、美味しい紅茶の淹れ方について!
カフェの文化が息づく国、イタリアで紅茶を語るのも何なのですが・・
好きだからしょうがない!


1) 勢いよくヤカンに水を汲む。←こうすることによって水中に空気が入り、紅茶を淹れた時にまろやかな味になります。

2) グラグラになるまでお湯を沸騰させる。

3) 抽出用ポットに沸騰したお湯を口元までいっぱい注ぐ。

4) 蓋が熱くなるまで待つ。

5) 湯を捨てて茶葉を入れる。
茶葉は、350ccのポットの場合、3~5g。ちょうどティースプーンに山盛りいっぱいくらいです。
ティーストレイナーを使ったり、ティーバッグでも大丈夫です。

6) グラグラ状態の熱湯を注ぐ。

7) 充分蒸らす。←これが大変重要です!
抽出時間は、茶葉の種類によってもメーカーによっても差がありますので、紅茶の缶に書いてある注意書きを参考に。同じ銘柄を飲み慣れると、だんだんと自分の好みも分かってくるので、そのうち自分の好みで調整できるようになります。よく注意書きに書いてある5分という時間は、私は少々長すぎると思います・・

8) 茶漉しを使って、サーブ用ポットに移して出来上がり。
 (茶葉をポットに直接入れた場合は手間がかかります~)
 ティバッグやティーストレイナーを使った場合は良くかき混ぜてくださいね。
 茶葉のまわりに旨みがたくさん絡まっていますから!


緑茶と紅茶の淹れ方が違うのは何故でしょう!?
緑茶は発酵度が低いお茶なので、少しさましたお湯で旨みを引き出すのです。
一方、紅茶は、発酵度が高く、香りを出さなければなりません。

紅茶は、抽出温度によって、色と香りに大きな違いが現れます。
ポットを温めていなかったら、沸騰した100度のお湯は80度にまで落ちてしまうと言われています。
もちろん、紅茶の銘柄や好みによっても抽出温度が変わってくる場合がありますが、一般家庭で簡単に温度管理を出来るのは100度しかあり得ないのです。

抽出時間も、ミルクティーにするのなら長め(3~5分)に、フレイヴァーティーとして楽しむのなら短め(1~3分)に、これは自分の好みが出てくる大一番です。

なお、紅茶は、色と香り同様に、渋みも大切な要素となります。
渋みというのは、口の中が引き締まる感覚です。
苦味ではありません。
苦味が出るような紅茶は紅茶ではありません!(きっぱり!)

ミルクティーにする場合、私は、英国風に、最初にミルクをカップに注ぎます。
イギリスでも「ミルクが先か、紅茶が先か!?」という論争がありますが、
私は断じてミルクが先です!


「こんな面倒なことして紅茶なんて飲んでられないわ~!」とおっしゃる貴方!
その通りです!
お客様がみえた時ならともかく、自分ひとりならマグカップでもいいですよね~

ティーバッグで十分ですよ~
リプトン紅茶でOK!
沸騰したお湯を使うことと抽出時間をしっかりとることさえ、気をつけていれば大丈夫!

一つだけ秘策を教えるとしたら、マグカップに蓋をして蒸らすこと。
これだけで、味は確実に変わります!






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私もお一人様用ティーポットカップで手抜きのお茶を頂きました~
ティーバッグ使用です!

本日のお茶は、NINA’Sの「ジュテーム」(フランス語で愛してるという意味)。
バニラとキャラメルの甘い香りが絶品なんです~!
甘~い香りがいつまでも漂います・・
ミルクを入れると、この甘い香りがいっそう引き立って、天にも昇る気分ですよ!(決して大げさに言っているわけではありませんよ~)

これ、パリの紅茶ですが、日本のNINA’Sで買ってきました~
NINA’Sのティーサロンで飲んだ紅茶があまりにも美味しかったから~
感動の味と香りだったんです~

この紅茶の場合は、蓋をしたら、蒸らす時間は1分から1分半!
(ちゃんと書いています)
本当に銘柄によって変わるんですね・・

写真左手のお揃いのマグカップに注目!
蓋つきで~す!
普段は、私も、これで、手抜きも手抜きのお茶をしてます!
でも、蓋で蒸らすと驚くほどに味が変わるんですよ~


そして、本日のお菓子は、「ゾッポラ」
イタリアのドルチェはそれほど好きではない私ですが、これは別格!
揚げたものもありますが、これは焼きシューを使っています。
ただし、カスタードクリームが半端なく入っているんです。
普通のシュークリームの3倍くらい?
そして、このクリームとアマレーナと呼ばれるチェリーの甘酸っぱさが素晴らしいハーモニーを生んでいるのですよ~

あ~、ダイエットしなきゃいけない私なのに・・
またしても・・(泣)


by mayumi-roma | 2011-03-10 07:13 | お呼ばれ&自宅でお食事

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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