オードリー・ヘプバーンが暮らした家@ローマ
2011年 02月 25日
少女の頃(中学生だったかな?)に買った映画スターの本!
しっかり、今でもとってあります・・
(ローマまで持ってきているなんて、よっぽどですね~)
暇さえあれば、映画館に行って洋画ばかり見ていた私。
あの頃は、TVでもたくさんの「○○洋画劇場」があったことですしね!
当時の私の憧れは、なんといってもオードリー・ヘプバーン!
そして、「俺たちに明日はない」で魅了されてしまったフェイ・ダナウエイ。
美人でないのにハリウッドのスターとなり得たバーブラ・ストライサンド。
(ストライサンドのカリスマ性と声はとっても魅力的です)
あれ~?
ドヌーヴも大好きだったはずなのに、どうして買わなかったんだろう?
ヘプバーンは、世界中で永遠に愛され続ける女優さんかもしれませんね。
そして、日本人にとっては、何だか特別な存在!
どうしてでしょうね。!?
もしかしたら、彼女の痩せぎすな体形が日本人好みなのでしょうか?
それまでの映画スターと違って、迫力のあるメリハリボディもないし、セクシーさもない。
でも・・
品があって、清らかで、それでいて夢を見させてくれる・・
だから、女性までもが夢中になってしまうのでしょうね。
生き方も凛としてましたよね~
そして、後世に残る名作の数々!
素晴らしい作品に恵まれたことは事実だけど、
彼女がその役柄を演じたからこそ、名作になり得たとも言えるし・・
私は、「ティファニーで朝食を」が一番好きです。
あのファッションを真似したくて、似たようなものを探したことも!
今日は、ヘプバーンがローマで暮らしていた家をご紹介します♪
ご存知の方もいらっしゃるでしょうけど、彼女の2番目のご主人はイタリア人だったので、しばらくローマに住んでいたんですよ~
ウチから歩いて15~20分の距離なんだけど、坂道なので行きが大変なの~!
もう少しだ~
ローマのこの界隈に住んだことのある人なら、どの道かすぐに分かると思います~
そこの貴女、同じ通りに住んでいましたよね~(笑)
しっかし、ローマの高級住宅街もこの通り!
両側にぎっしり車がとまっている・・
なんだか魅力半減ですよね~
はい、着きました!
こちらのアパートです。
「なんだ普通じゃないの~」と思いましたか~?
いえいえ、そんなことはないです。
ここ、一等地ですし、
1フロアーにアパートが2つという作りになっていますから、中はかなりの豪邸ですよ~
今は少し古くなっただけです。
門を入ったところ。
まぁ、ここまでは、入れますからね~
門には、今は故人になったヘプバーンの前夫、アンドレア・ドッティ氏の表札がまだありました。2007年9月30日に69歳で亡くなったんです。
私が何故この家を知っているかと言うと、
ウチの夫がドッティ氏と同業で、しかも単なる同業者ではなくて、
二人とも、ロンドンに本部のある、とある学会の正式会員であるため、
面識があったからです。
日本でいう3階部分、ちょうどテラスを外から見えないように覆っているアパートがヘプバーンの暮らしたアパートです。
ローマに住んでいる頃は、ずいぶんパパラッチに悩まされたそうです。
ヘプバーンの最初の夫は、俳優兼プロデューサーのメル・ファラーでしたが、男の子(ショーン)をもうけた後に離婚。
まだ離婚前の悩める日々に、友人から「気分転換に」と誘われたエーゲ海クルーズ(もちろん個人のクルーザー!)。
そこで出会ったのが9歳年下のドッティ氏だったのです。
ドッティ氏との結婚生活は1969年から1982年までの13年間でしたが、ルーカという息子を授かっています。「子どもが世界で一番の宝物だ」と言うほど、二人の息子たちを愛していたそうです。
女優としてのキャリアを捨てて、良き妻良き母であろうとしたヘプバーン。
彼女がローマで暮らした70年代は、イタリアで「赤い旅団」というテロ組織とマフィアが最大限に活動していた時期で、誘拐などが続発していました。
二人の息子が狙われている可能性を警察から指摘されたヘプバーンは、とりあえずスイスの自分の家に息子たちを連れて移ることにしました。
が、その間に、ドンファンだったドッティ氏の女性問題が起こるのです。
男って・・・・
奥さんがヘプバーンでも関係ないんですね・・
彼女は深く傷つき、惨めな思いをしたそうです。
1976年に「ロビンとマリアン」で映画界に復帰したのも、そんな寂しさを忘れるためだったと言います。
彼女は、息子のルーカが離婚を理解できるような年齢になるまで我慢すると決心していたのです。
なんだか、銀幕のスターも、普通の一人の女性だという気がします。
ただ、1982年に離婚した後も、ドッティ氏とは友人であり続けたそうです。
最初の夫のメル・ファラーとは、離婚後、一切の接触を断ちましたから、そのへんも興味深いですね。
ヘプバーンも来ていたという同じ通りにあるカフェにも寄りました~
今では、ここのカフェの世代も変わり、内装もモダンな感じになっていますが、当時はどんな風だったんでしょうね・・
そんなことを思いながら、私はカプチーノを頂きました♪
オードリー・ヘプバーン、
女優である前に、素敵な女性ですね♪
私の翻訳本第一弾、「レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密 天才の挫折と輝き」(河出書房新社)も、あわせてよろしく♪
これまでにないタイプの画期的な本で、レオナルドの人生とその作品のすべてが物語風に分かりやすく綴られています。
by mayumi-roma
| 2011-02-25 08:53
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