息子のお友だち、ルーカ♪

最近の息子は・・
まったく何もしない怠惰な生活をしています。
いえ、正確に言うと、何もしてないわけではないのですが、
もっぱらお友だちに会うことに専念しているという感じ。
まぁ、気持ちは分かるのですけどね。
これからは、会えても年に一度・・

私にしてみたら、もう長いこと全く勉強しない日々が続いているので、少しは日本の本を読むとか、イタリアの政治についてレポートをまとめてみるとか(法学部政治学科で学ぶため)、少しは4月からの日本での大学生活に備える準備をしてもいいと思うのですが・・

そんな中、高校時代の仲良しくんたちと、今はまっているのが、
なんとポケモンカードゲームなんです。

なんということ!



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小学校時代に使っていたカードをひっぱり出してきて、対戦ゲームをしている・・
たいていは、木曜か金曜の夕方にウチに来て、そのままウチで夕飯を食べて、夜中の3時、4時くらいまで・・
ぎゃあぎゃあ、盛り上がっている声が聞こえるのだけど・・

一番仲の良かったルーカとフラヴィオ、今、大学の試験中で、山場を越えたらしく、息抜きに子どもじみたことをするのが楽しいのかもね。
何も考えなくてよかった幼い頃に戻ったみたいで。





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ルーカ♪
昔(と言っても5年前)は、こんなに濃い顔じゃなかったんですけどね~
笑顔がチャーミングで、見つめられるとドキッとしたものです。
いつのまにか、もじゃもじゃ毛だらけの男の子に~
男の子って変わるものだわ~

ルーカは、常にトップで来た子で、ルーカ・ママは、LUISS(ルイス:ローマの有名私立大学で、ここを出れば、このイタリアでもコネなしで仕事が見つかる)に入れたいと言っていたのだけど、そして、彼には入れる実力もあったし、家には授業料を払える財力もあったのですが、ローマ大学工学部へ進学しました。
LUISSには理系の学部がなかったからです。

イタリアの国立大学は、学費が無料です。
教授や学問のレベルも決して低くはありません。
が・・
なんて言いましょうか。
カオスなんです!
まず、大学そのものの環境や設備がひどいし、事務方も機能していないし、最近は国の教育費削減もあって、さらに大変なこととなっています。

一部の学部では、入学試験を設けて定員制をとっていますが、
普通の学部であれば、基本的に、希望すれば誰でも入れます。

日本やイギリスやアメリカのようなキャンパスというものもありません。
どこか地方の大学に行けばあるのかもしれませんけど、それでも、日本的な意味合いでのキャンパスとは異なるようです。
そして、一番の問題は、主席で卒業しても、仕事がないということ!


夫の友人で、ピサ大学の教授がいますが、ご子息は、イタリアの理系大学ではトップと言われる「ミラノ工科大学」(国立)に行き、主席で卒業。英語もぺらぺらでした。
それなのに、卒業後、仕事を得るまで3,4年かかったのです。
まぁ、イタリアでは、大学卒業後5年以内に仕事が得られればいい・・と言われているので、それでもラッキーなほうだったようです。


ルーカの通うローマ大学工学部も、一応定員があって試験を受けましたが、400人前後が入学したようです。そして、3年次の段階で生き残るのは(落第もせずに中退もせずにコースにいるということです)、20~40名前後だそうです。
大学1年目のルーカは、今のところ、全ての試験をパスした16名のうちに残っているそうです。
最終的には、この16名に、追試での合格者もプラスされるらしいですけど。

それにしても、ルーカ、半端なく勉強してます。

高校時代から一生懸命勉強していたけど(でなきゃトップになり得ない)、いつも「全然、勉強してないよ」と言うのが口癖で、その言葉に翻弄されていた息子~
人の言う事を素直に受け取る気質の息子は、ルーカの言葉を全部本気に取って勉強しなかった・・
「勉強していても、してないって言うものなのよ!」と、私、散々言いましたけどね。
当時、「勉強をするのはかっこ悪い」「ガリ勉はダサい」という風潮があったらしく、勉強していることを絶対に人に言わなかったんです。

大学生になってからは、一日8時間、家で勉強することもあるそうで(ひえ~っ!)、そうしないと授業を理解できない、試験でいい成績を収めることができないと・・(汗)
話を聞いていると、やる気満々のルーカでした!


たぶん、彼は、高校時代同様、優秀な成績で大学を卒業することは間違いないのですが、それがイコール仕事を得ることには繋がらないのがイタリア社会の現実です。
語学力があれば、活路を海外(EU圏)に見い出す若者は非常に多いです。


夫とも、こんな優秀な若者の未来を考えると辛いわね・・と話しています。


拝金主義、縁故主義のイタリア。
いつかは、そこから脱皮して、その人の持つ能力だけを正当に評価するような国になればいいのですけど、たとえ、そんな日が来たとしても、それは、まだまだずっと先のことでしょうね・・




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by mayumi-roma | 2011-02-21 06:27 | 息子・私・家族のこと

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


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