バロックの小さな宝石(骸骨くんの秘密)♪

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サン・カルロ・アレ・クアトロ・フォンターネ教会(17世紀)♪
(4つの噴水に囲まれた聖カルロ教会)

バルベリーニ宮殿のある通りは、VIA QUATTRO FONTANE(4つの噴水通り)と言いますが、この通りの名の由来となったのは、宮殿を10mくらい上に行った所の交差点にある4つの噴水です。
そして、この角っこにあるのが(ちょうどテヴェレ河を擬人化した噴水のある所)、バロックの宝石と呼ばれるボロミーニ作のこちらの教会なのです。
(残念ながら、ボロミーニは完成を待たずして亡くなりました)





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交差点の4つの噴水♪

左上から、「TEVERE」テヴェレ河を擬人化したもの。ローマのシンボルとして。
そのお隣、「DIANA」(ギリシャ神話で言うところのアルテミス。貞節のシンボル)
下、左から、「GIUNONE」(ジュノーネ。ギリシャ神話ではヘラ。強さ(勇気)のシンボル)
お隣、「L’ARNO」アルノ河を擬人化したもの。フィレンツェのシンボルとして)

作者不明ですが、凡庸な作品ということで、名もない彫刻家だと言われています。
私たちには素晴らしく見えますけどね。







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教会内部♪

この教会は、驚くほど小さくて、大理石を使うこともなくシンプルな様子ですが、実は大変凝った作りをしています。
コリント式の柱を回りに配置して、柱の間に窪みを作り、その中に礼拝堂や扉を置くことによって、同時に全ての祭壇を見渡すことが出来るのです。
静の中に、波打つような動きが出るというわけです。






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中央祭壇の上部からキューポラ(ドーム)にかけて。






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キューポラ(ドーム)をズームで♪

なんとも不思議な世界じゃありませんか!?

この教会のキューポラは珍しく楕円形をしています。
そして、八角形、十字形、六角形の、複雑な幾何学模様の格間(ごうま:枠のある窪みのこと)が大小組み合わさって装飾されているのです。
上に行けば行くほど、小さくなっていきます。
そして、窓からさす光で、とっても明るい!

真ん中には、頂上の天窓!
三位一体のシンボルがあります。
(この教会は、スペインの三位一体修道会のものなのです)
ちなみに、三位一体とは、父(神)と子(キリスト)と精霊のことです。






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こちらはキオストロ(回廊)です。
ボロミーニらしい設計!
柱の使い方が、シンプルでいて凝っていて・・
真ん中には井戸も!

美大の学生が2人、写生していました♪






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井戸のふたにはモザイクが!
綺麗~!





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クリプタ(地下聖堂)

何にもなかったけど、誰もいなくて怖かった~~
ボロミーニは、自分の死後、ここに埋葬されることを希望していましたが、その望みはかなえられなかったようです。


そして、実は、しばらく前の記事に書いた、ウチの骸骨くん!
こちらの教会ではないけれど、と、ある有名な教会の地下聖堂に葬られていた人なんです。
どうして、ウチで預からなければいけないのよ~~
怖~い!
骸骨くんの記事はこちらです←ここをクリックしたら飛べます。



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by mayumi-roma | 2011-02-20 07:47 | ローマの美術散歩

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


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