サン・ジョヴァンニ大聖堂の洗礼堂

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サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ教会、正面から。

古代ローマ帝国コンスタンティヌス帝の時代に建てられたローマ最初の大規模なバシリカ式の教会です。しかし、1650年頃、バロック時代の代表的な建築家ボッロミーニによって全面的な改築がなされたので、ローマ時代の建築のうち現在まで残っているのは一部に過ぎません。

この教会は、1309年、法王クレメンテ5世がフランスのアヴィニヨンに居を移すまで(昔、世界史で習いましたね、笑)、法王の教会として使用されていました。
ヴァチカンのサン・ピエトロ寺院同様にあまりにも巨大すぎて、内部の見所も豊富すぎるため、今回は別の観点から紹介します。





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ラテラーノ宮殿

教会の隣にある宮殿で、長い間、法王の居所となっていたところです。





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ラテラーノ宮殿前の広場。

この広場に立つオベリスクは、現存するエジプトのオベリスクとしては最大で、高さ31メートル(台座も入れると42メートル)で、重量は、なんと460トンと推定されているそうです・・
ローマの広場には、どこに行っても、ローマ時代にエジプトから運んできた(略奪したというほうが正解ですね)オベリスクがありますが、これだけのものを、エジプトからせっせと運び込んだかつてのローマの力というのは、相当なものだったんですね・・

ちなみに、この広場をはさんだ斜め前には、「Scala Santa」(聖なる階段礼拝堂)がありますが、以前に、記事にしていますので、興味のある方は、こちらからどうぞ♪
「スカラ・サンタ、聖なる階段礼拝堂」←ここをクリック♪






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洗礼堂♪

ラテラーノ宮殿の広場の並びに、この八角形の建物はあります。
その名の通り、キリスト教徒になるための洗礼を行う礼拝堂です。
こちらは、コンスタンティヌス帝その人が315年、4世紀初頭に建てました。
その後、何度も改修工事はされましたが、
それでも、こんな古いものがたくさん残っているローマはすごい!






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外から見るとなんだか質素に感じたのですが、中に入って息を呑みました・・
典型的なローマ時代の赤い大理石の円柱が使ってあったからです。
そして、古代ローマの建築で好んで使われたイオニア式とコリント式が混ざったような円柱の上部の飾りの部分(必ず葉っぱのモチーフを入れています)が見受けられます。

そして、この赤い大理石の円柱の上には、少し細くした白い大理石の円柱が続き、キューポラ(丸屋根)を支えているのです。





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こちらの写真で見るとよく分かるでしょう!?






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キューポラ(丸屋根)の部分♪
「わ~!」と思わず声が出てしまうほどの美しさです。







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そして、そのキューポラ(丸屋根)の真下に洗礼の時に使う水の入る洗礼盤があるわけです。
現在でも使われているのかは定かではありません。
完全に無人の状態でしたので。
でも、椅子が置いてあるということは、何か特別な場合には使用するのかもしれませんね。

この洗礼堂、壁の部分を飾るフレスコ画が素晴らしかったです。
一部、修復中で、綺麗な写真が撮れなかったので、ご紹介できないのが残念ですけど!

サン・ジョヴァンニ教会には行っても、この洗礼堂には行かない方が多いかもしれません。
でも、私的には、この洗礼堂とスカラ・サンタ(聖なる階段礼拝堂)、絶対にお勧めで~す♪





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by mayumi-roma | 2010-05-29 05:26 | ローマの美術散歩

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


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