インフルエンザ狂騒曲!


息子がどうやらインフルエンザにかかったようです・・
今のところ、単なるインフルエンザなのか、新型インフルエンザなのかは分かりませんが・・

木曜日の夜から39度の熱を出してます・・
熱の他は、頭痛だけなんですが、食欲ゼロです。
来週は高校の試験週間なのに、この分ではテストも受けられそうにありません・・

日本では、学級閉鎖になったりで、新型インフルエンザが猛威を振るっているようですが、
イタリアでは、まだ、それ程ではありません。

先日、ナポリ近郊のポンペイで女の子が新型インフルで亡くなったというニュースが流れて以来、
子どもに熱が出るとパニクる親御さんが続出しているようですが、私は、新型インフルエンザを
それほど怖れてはいません。

それにしても、、ホームドクターに電話をしたら、「タキピリーナを飲ませて」とそれだけ・・
タキピリーナって解熱剤なんですが、イタリアにはこれしか薬はないのだろうか!?と思うくらい、いつも、それしか言わない・・。

(私)「新型の可能性は?」
(D)「たぶん新型でしょう。4,5日、高熱が続くからタキピリーナをあげるしかない。」
(私)「新型かどうか見分けるための検査は?」
(D)「薬局にキットが売ってるけど、100%の確立じゃないから・・」

ちなみに、イタリアは医薬分業です。

ともかく、私、薬局に行きましたよ~
で、「そんなものは売ってない」と言われた・・
検査専門クリニックに行かなければならないらしいです・・

まぁ、もともと、ホームドクターなんて全く当てにしてなかったけどね~

実は、私が朝から、「タミフル、タミフル」と大騒ぎしていたので、ホームドクターに電話をかける前に薬の問題は解決済みでした。
夫も医療従事者なので、同僚の(インフルエンザを含めた)感染症の専門医の所に行って相談したところ、「タミフルよりもっといい薬がある。新型インフルエンザのための薬がある」と言って処方してくれたそうで・・
それが、こちらの写真。


インフルエンザ狂騒曲!_c0206352_5442439.jpg




それから、新型インフルエンザのワクチン不足とワクチンの優先順位は、イタリアも日本と同じなんですが、イタリアの場合は、ワクチンの数が絶対的に足りず、医療従事者の分も十分に確保されてないそうです・・

そうしたら、例の感染症の専門医が、彼の親御さんをかつて診ていた夫に恩義を感じて、夫の分を確保してくれるということになり、ついでに、関係ない私の分も確保するという話になり、火曜日にワクチンをうつことになりました。
さすが、コネ社会、イタリア・・

でも、実は、私はワクチンをうちたくないんです。
インフルエンザで毎年死者が出るのは当たり前の話だし、今回のは、それより致死率が高いにしても、なんだか踊らされているような気がして・・
日本でも、私の友人のお子様たちが次から次へとかかってしまったけど、結局は普通のインフルエンザと同じだったと言っていたし・・

製薬会社が儲けるためじゃないかとか、
アメリカの陰謀ではないかとか、
ちょっと懐疑的な目で見ているんですよね・・
ワクチンをうつほうが危ないという話も、世間の片隅にはあるようですし・・

だから、火曜日にワクチンをうちに行くかどうかは分かりません
少なくとも私はね・・



by mayumi-roma | 2009-11-07 06:11 | ローマの日常

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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